一瞬の光が重なって 折々の色が四季を作る 二人セゾン
久しぶりに晴れた週末。 久しぶりのジムでの筋トレを終えて外に出ると、このまま家に帰るのがもったいないくらい暖かかったので、そのままもう少し歩いてドロレスパークへ向かった。 春になればゲイのオネエさんたちや子供連れの家族でにぎわうこの公園も、さすがにまだ人は少ない。 ひとりベンチに座り、暖かくなる春を待ちながら、遠くに見えるサンフランシスコの街を眺めて、ぼーっと過ごす日曜の午前。 家に篭らずに、太陽の光にあたりながら、外の空気を吸う大切さを再認識 でもやっぱり空がまだ寒空。 春よ、来い (C) yuming 。 --------------------- 週に最低3回と決めていたジムも、年末年始の休みと旅行が入り、すっかりサボり癖がついていていた。 久々に重い腰を上げて行ってみたら、今まで軽々上げられていた重量も上げられなかった。 ピアノの練習も然りだ。 久々ににピアノの前に座って指を動かしてみると、以前出来ていた運指も転び、へたっぴピアノがもっとへたっぴになっている。 1日練習をサボると、それを取り戻すのに3日かかるとよく先生に学生時代言われていたが、あながち嘘じゃない。 継続は力なりだ。 -------------------- 小腹が減り、公園を離れて散歩がてら周辺を歩いていると、いつもなら列をなしているイタリア料理・薄焼きピザの店の屋外の席が数席あいている。 こりゃいいと、早速お店にお姉さんに声をかけ、外に席に座りワインとイタリア野菜の炒めものと生ハムルッコラのピザを頼んだ。 ここ数年、好景気のサンフランシスコは人であふれ、家の売値も借値もうなぎのぼりで、通勤電車も毎朝満員で、レストランも30分や1時間並ぶのは当たり前となり、辟易としていたが、いつも並んでるこの店も並ばなくて済むならば喜んで食べるわよ! 「1時間、2時間並んでまで、食べたい料理って一体何なの?」 と、オカマ友達のY子や同業のM子と、バーで飲みながらここ数年そんな議論をよくしている。 もちろん、それだけ待つ価値のある料理もあるだろうが、そこそこの料理を出す店にそれだけ待つくらいなら、家でよっぽど安上がりな飯を自分で作って、残りの2時間、ジムやピアノの時間にするほうがいいわよ!と悪態をつく自分。(といいなが...