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木漏れ日がライスシャワーのように (8)

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==================================================== これまでのお話 木漏れ日がライスシャワーのように (1) 木漏れ日がライスシャワーのように (2)  - 家族の心模様 I 木漏れ日がライスシャワーのように (3)  - 家族の心模様 II 木漏れ日がライスシャワーのように (4)  - 家族の心模様 III 木漏れ日がライスシャワーのように (5)  - 場所選びの巻 木漏れ日がライスシャワーのように (6)  - 若草の招待状の巻 木漏れ日がライスシャワーのように (7)  - 花嫁衣裳は誰が着るの巻 ==================================================== 結婚式当日の土曜日の朝。 ほとんど眠れぬ夜をすごし、宿泊しているホテルの窓のカーテンを開けてみると、やはり曇り空であった。 一週間前から、毎日携帯で天気予報をチェックしては、オカマ心のようにころころと変わる天気予報に一喜一憂していた自分である。 "どちらにしても式も披露宴も屋内だから、天気など関係ないし!"、などと言い聞かせてきたが、やはり青空でこの日を迎えたかったのよぉ~(めんどくさいオカマ)。 それでも、木曜、金曜と会社を休んで、日本から遥々来てくれている家族に、晴れた日のサンフランシスコ(ゴールデンゲートブリッジやらアルカトラズ島やら)を見せることができたからよかったわよね!、と自分に言い聞かせる。 ---------------- そんな曇り空の中、 会場であるサンフランシスコの市庁舎へ、早めに向かおうとUberを呼び会場へ向かったのだが、何かのイベントだかデモ行進がメインストリートで行われてるらしく、とんでもない渋滞である。 運転手にイライラした口調で歩いたほうが早いと言われ、 、結局途中から歩くことに。 開場に到着する頃には、出発前に女優のように(?)整えた髪の毛も衣装もひっちゃかめっちゃかで、スーツの下のシャツも汗だくの彦摩呂氏状態になっていたのだが、ふと空をみあげると、雲の切れ目から光が差し、そこにきれいな青空が少し見えて、そんな汗だくの自分も忘れて、思わず 涙する中年オカマなのであった(ブス)。 予算