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私ちょっと 最後の手段で決めちゃう

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早朝にふと目が覚めて、キッチンに水を飲みに行き、ふとオーブンの時計を見ると、4時44分であった。 この数ヶ月、ふと時計を見た時に、44分であることがやたら多く、ちょっと怖くなっている。 たまたまよね、気のせいよね、そもそもこの国じゃ4が特別悪い意味でもないんだし、などと自分に言い聞かせているのだが。 それでもやはり気になって、ネットで調べて見ると、やはり気のせいであるという結論に達し、あるいはむしろ良いことのように書かれている記事もあるから、そっちを信じることにしたわ。 この1年、自分の周りでも亡くなった人が多くいたから、気付かぬうちに敏感になってるのかもしれぬ。 ------------ 「バレンタイン何かするー?」 仕事中に、日本人の同僚からチャットが送られてきた。 結婚1年にしてすでにそう言ったイベントごとに対して冷めた感じの夫夫であるから、バレンタインのことも、すっかり忘れていたのであった。 小学校の頃は、男子仲良し6人組でいつもつるんでいたのだが、自分だけ誰からもチョコを貰えなかった(切ない)経験から、無意識のうちにバレンタイン(と国生さゆり)を忌み嫌っていたのかもしれない。 明日は特別スペシャルデー 一年一度のチャンス♪ と、半分冗談で国生さゆり(とおニャン子)の「バレンタインキッス」のYouTube動画をリビングのテレビで流してみたら、80年代の日本のノリにN君も興味津々で画面を観ている。 「どう思う?」 「サックスが活躍する曲は 80年代って感じがするね」 「じゃなくて、世間は明日バレンタインデー みたいだけど」 「あ、そうだっけ」 と、やはり冷めた感じの夫夫である(やれやれ)。 先の同僚は、結婚以来毎年欠かさず、旦那さんから花を貰っているらしい(素敵!)。 我が家は、花より団子。 結局、いつもよりちょっとだけいいワインでも開けようか、というところで落ち着いたのだった。 近所の桜だか梅だか桃だか。 昔から花より団子(より男子)の自分だが、 小学校の頃、誰からもチョコを貰えなかった時 母と妹が義理チョコ買ってきてくれたの 思い出したわ。 バレンタインデーの日曜日も 近所を散歩して終わり。 帰ってワイン飲も🍷

潮騒のふたり

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晴れた金曜の午後。 仕事を早めに切り上げて、近所に住む会社の後輩君と散歩に出かけた。 だいぶ暖かい日が続いたからか、桜(あるいは梅か?)の花がちらほら咲いている木もあって、サンフランシスコの街にも春が近づいているのを感じる冬の午後である。 散歩の途中、ゲイが多く集まるバーが並ぶカストロストリートを通ると、まだ早い時間だったのだが、すでに多くの人で賑わっていた。 中には酔っ払って羽目を外して(マスクも外して!)、騒いでいる若い輩もいる。 先週から自粛生活が少し緩和され、また屋外でのレストラン営業が再開されたものの、自分はまだマスクを外して、友人や同僚と飲み食いするのは控えている。 後輩君とも、 「こんな状態じゃ、まだまだ危ないよね。」 と人混みを避けながら、歩いたのだった。 --------- 週末も仕事がなければ、散歩以外は、大抵読書かテレビゲームか、あるいはピアノか、とにかく(酒を片手に)家に引きこもっている。 読書といえば、最近ついに(禁断の)BLマンガにはまり始めた自分である。 「あんた、まさかBL漫画に手を出すとはね?」 「どんだけ引きこもりで暇だったの?」 などと、オカマ仲間からは突っ込まれる始末である(やれやれ)。 自分の若い頃には、BL(boys love?)などと洒落た呼び名ではなく、やおい( ヤ マなし 、 オ チなし、 意 味なし)と呼ばれてたよな。 キラキラした男の子たちが出てくる少女漫画という認識で、自分のようなリアルゲイの中年のおっさんが読むようなものではないと、今まで自分から購入して読むことはなかったのだが。 きっかけは、東京に住んでいた頃に、時々お邪魔していた渋谷のバーのマスターである。 彼がインスタで「潮騒のふたり」という漫画をおすすめしているのをたまたま見たところ、 絵柄もキラキラしてないし、主役が30代のおっさん2人だし、舞台が1994年とかでポケベルとかラジカセとか出てくるのが懐かしいし、と、気がつけばAmazonでダウンロード購入していた。 物語は、まだLGBTという言葉もなく、現在ほどゲイということを大っぴらにできなかった時代の教師2人の物語で、昭和の匂いのまだ残る平成初期の空気感が懐かしく、あっという間に読了。 最後は思わず感情移入して、ホロリとするところだったわよ! BL漫画ということで、際どいシーンは何度と出てくるから