It's a lonely road but I'm not alone そんな気分

「最近、女子会やってないね」
「みんなでオイスターとワインでブランチやりたい」
「久々にWater Bar、やっちゃおっか!」

というわけで、晴れた土曜日の昼下がりに、海沿いにあるレストランWater Barで、女子2人(M子、K子)、オカマ1人(あたい)の3人で、久々の女子会となった。

この街にも生牡蠣を1つ1ドルで食べられる店がいくつかあるが、このWater Barもそのうちの1つ。しかも海沿いでベイブリッジが目の前に見えるので、旅行で来た友人や仕事のクライアントに「シーフードの食べられる眺めのよい店ない?」と聞かれたら、とりあえずリストに入れる店の1つだ。

自分と同じ業界で働くM子ちゃんと、シンガポール帰りのデザイナーK子ちゃんと、山盛りの生牡蠣と白ワインで久しぶりの乾杯。

同年代の未婚の女子(とオカマ)が集まると、近況報告、仕事の話、そして男の話になるのは自然の摂理。

3人とももういい年だから、「子供をつくりたい?・育てたい?」の真面目な話にもなるし、3人とも親が日本だから「親との関係、親の老後」の心配の話にもなるし、3人とも結婚の予定もないのに、「結婚式あげるとしたら、ブライドメイド何人ほしい?」などと、もう話はとりとめもなく、あちこちに飛んでいく。

しかも、窓際の席からは、時折、上半身裸で海沿いの歩道を走るいいオトコたちが見えたりするから、話が中断して、みんな突然静かになったりする。


ネットで調べたところ、体調が万全じゃないときは、生牡蠣は控えるべし、とのこと。
女子2人が生牡蠣をもぐもぐしてる間、指をくわえてパン食ってたオカマ1人。



ベイブリッジは、夜のライティングもきれい。


若い頃は、友達同士でも、きれいぶったり、取り繕ったりしてたけど、3人それぞれに色々楽しいことも苦い経験もしてきたこの女子達とは、なんでも正直に全部話せるから、楽だ。 

前にもオカマのY子とお互い正直に色々言い過ぎて、いい年してケンカになりかけたが、正直に言い合えるからこそ、真面目な話もきれいじゃない話もお互いに出来るようになった、というところか。

船に乗って彼に会いにいくというK子をフェリービルディングで見送って、ほろ酔いで地下鉄に乗り、宇多田ヒカル氏の新しいアルバム「Fantôme」を聴きながら、家路につく。

It's a lonely road
But I'm not alone
そんな気分、だ。


Water Bar
399 The Embarcadero, San Francisco, CA 94105
http://www.waterbarsf.com/

$1オイスターは、毎日11時半から17時半までですよ。

コメント