木漏れ日がライスシャワーのように (6)
====================================================
これまでのお話
木漏れ日がライスシャワーのように (1)
木漏れ日がライスシャワーのように (2) - 家族の心模様 I
木漏れ日がライスシャワーのように (3) - 家族の心模様 II
木漏れ日がライスシャワーのように (4) - 家族の心模様 III
木漏れ日がライスシャワーのように (5) - 会場選びの巻
====================================================
夜、寝床につく前の30分。
ネットフリックスの『深夜食堂』を観るのを楽しみにしている。
小林薫演じる定食屋の親父さんのつくる豚汁のシーンと、見慣れた新宿の夜の街のシーンで始まる、そのテレビドラマを観ていると、日本へ無性に帰りたくなるのである。
ゲイカップルの日常と夕飯を描いた『きのう何食べた?』もよかったが、この『深夜食堂』も素朴な雰囲気が好きである(観てると寝る前なのに腹減るわよね)。
----------------------------
「今週末までに招待状出すんじゃなかったの? どうなってるの!?」
と、週明け早々にN君の母からN君充てにメールが届いた。
「わー、お母さんにまた怒られる~!!」
と朝からN君と二人で大慌てである。
結婚式の日取りと場所が決まったら、次は招待状を送らねばならない。
しかし、自分は仕事が忙しいのを理由に、N君に任せきりにしていたら、招待状どころか招待客リストもままならない状態だったのだ。
それでなくても、N君側の家族は(よく言えば)仲が良く、なにかあるごとに米国各地に住む家族が集まるものだから、今回の招待客リストもN君家族関係が半分を占めている。(一方、自分の家族は4人だけ。)
「高校時代の友達は必ず呼ぶとして、大学も大学院の友達もいるし、水球のチームメイトも呼びたいし、どうしよ・・・」
などとN君がいうことを全部聞いていたら、予算がいくらあっても足りないじゃないのよ!
「自分も呼びたい人いるけど、予算のこと考えて我慢してるんだから、N君もそういうことちゃんと考えてよ!!」
と既に半分喧嘩状態である。
結局、
"基本、6か月以上会ってない人や連絡を取ってない人は呼ばない"
と謎のルールを自分で設定したN君であるが、それでも招待客数は予定を大幅に超えている・・・。
さて、この国ではどうやら、招待状を出す前に、「Save the Date」といって日取りが決まった段階で招待客に"この日に結婚式をするので、予定空けておいてね~"と知らせる予告状 ((c) CATS EYE?) のようなものを送るのが常のようである。
招待状を出すだけでも大変なのに、その上、その前に予告状も送るなんて、デザイン考える時間も余裕も予算もないわい!!
と発狂しそうになりつつも、ネットで調べてみると、ネット上で自分デザインを選んでカスタマイズできるサイトがいくつもある。
中には、郵便では予告状も招待状も出さず、ネット上でデザインしたものをEメールで送るカップルも増えているという。
「時間も予算もないし、もう全部Eメールでよくない?」
とN君に相談してみると、
「えー、でも今まで結婚式挙げた自分の友達みんな印刷して郵便で送って来てたし。」
と駄々をこねる。
これまた、喧嘩になる寸前であったが、ここは間をとって、予告状はオンラインでデザインしたものをEメールで出し、招待状は印刷したものを郵送するということで、お互い我慢。
その後も、招待状のデザインは、自分は経済的でシンプルなもの、N君は金色で印刷した派手なもの(追加料金あり)、とこれまた一悶着で、
「もう、なんでもいいわい。」
ともはや戦意喪失した自分よ・・・。
------------------------------
今夜の『深夜食堂』は、占いをテーマにした話だったのだが、
ふと、だいぶ前に元同僚にそそのかされてネット上でやってみた、細木数子の相性占い(無料のやつ)を思い出しもう一度調べてみた。
すると、、、
”結婚すると金銭的なトラブルが絶えない夫婦になるかもしれません。というのは、火星人 (N君) が浪費家であるのに対して、水星人(あたし)が稼いだお金を火星人が湯水のごとく使ってしまうため、二人のあいだにはいさかいが絶えなくなるからです。"
とあるじゃねーの・・・。
よく当たる星占いに、そういえば書いてあった (C) 広瀬香美 の心境であった・・・。
先が思いやられるわ!!!
続く
これまでのお話
木漏れ日がライスシャワーのように (1)
木漏れ日がライスシャワーのように (2) - 家族の心模様 I
木漏れ日がライスシャワーのように (3) - 家族の心模様 II
木漏れ日がライスシャワーのように (4) - 家族の心模様 III
木漏れ日がライスシャワーのように (5) - 会場選びの巻
====================================================
夜、寝床につく前の30分。
ネットフリックスの『深夜食堂』を観るのを楽しみにしている。
小林薫演じる定食屋の親父さんのつくる豚汁のシーンと、見慣れた新宿の夜の街のシーンで始まる、そのテレビドラマを観ていると、日本へ無性に帰りたくなるのである。
ゲイカップルの日常と夕飯を描いた『きのう何食べた?』もよかったが、この『深夜食堂』も素朴な雰囲気が好きである(観てると寝る前なのに腹減るわよね)。
----------------------------
「今週末までに招待状出すんじゃなかったの? どうなってるの!?」
と、週明け早々にN君の母からN君充てにメールが届いた。
「わー、お母さんにまた怒られる~!!」
と朝からN君と二人で大慌てである。
結婚式の日取りと場所が決まったら、次は招待状を送らねばならない。
しかし、自分は仕事が忙しいのを理由に、N君に任せきりにしていたら、招待状どころか招待客リストもままならない状態だったのだ。
それでなくても、N君側の家族は(よく言えば)仲が良く、なにかあるごとに米国各地に住む家族が集まるものだから、今回の招待客リストもN君家族関係が半分を占めている。(一方、自分の家族は4人だけ。)
「高校時代の友達は必ず呼ぶとして、大学も大学院の友達もいるし、水球のチームメイトも呼びたいし、どうしよ・・・」
などとN君がいうことを全部聞いていたら、予算がいくらあっても足りないじゃないのよ!
「自分も呼びたい人いるけど、予算のこと考えて我慢してるんだから、N君もそういうことちゃんと考えてよ!!」
と既に半分喧嘩状態である。
結局、
"基本、6か月以上会ってない人や連絡を取ってない人は呼ばない"
と謎のルールを自分で設定したN君であるが、それでも招待客数は予定を大幅に超えている・・・。
さて、この国ではどうやら、招待状を出す前に、「Save the Date」といって日取りが決まった段階で招待客に"この日に結婚式をするので、予定空けておいてね~"と知らせる予告状 ((c) CATS EYE?) のようなものを送るのが常のようである。
招待状を出すだけでも大変なのに、その上、その前に予告状も送るなんて、デザイン考える時間も余裕も予算もないわい!!
と発狂しそうになりつつも、ネットで調べてみると、ネット上で自分デザインを選んでカスタマイズできるサイトがいくつもある。
中には、郵便では予告状も招待状も出さず、ネット上でデザインしたものをEメールで送るカップルも増えているという。
「時間も予算もないし、もう全部Eメールでよくない?」
とN君に相談してみると、
「えー、でも今まで結婚式挙げた自分の友達みんな印刷して郵便で送って来てたし。」
と駄々をこねる。
これまた、喧嘩になる寸前であったが、ここは間をとって、予告状はオンラインでデザインしたものをEメールで出し、招待状は印刷したものを郵送するということで、お互い我慢。
その後も、招待状のデザインは、自分は経済的でシンプルなもの、N君は金色で印刷した派手なもの(追加料金あり)、とこれまた一悶着で、
「もう、なんでもいいわい。」
ともはや戦意喪失した自分よ・・・。
------------------------------
今夜の『深夜食堂』は、占いをテーマにした話だったのだが、
ふと、だいぶ前に元同僚にそそのかされてネット上でやってみた、細木数子の相性占い(無料のやつ)を思い出しもう一度調べてみた。
すると、、、
”結婚すると金銭的なトラブルが絶えない夫婦になるかもしれません。というのは、火星人 (N君) が浪費家であるのに対して、水星人(あたし)が稼いだお金を火星人が湯水のごとく使ってしまうため、二人のあいだにはいさかいが絶えなくなるからです。"
とあるじゃねーの・・・。
よく当たる星占いに、そういえば書いてあった (C) 広瀬香美 の心境であった・・・。
先が思いやられるわ!!!
続く
コメント