リラの咲くころバルセロナへ ②

================

前回までのおはなし
リラの咲くころバルセロナへ ① - リスボン編

================

「あんた、ポルトガル行くのよね? この間の『世界ふしぎ発見!』は観たの?! 観てないなら、絶対観てから行くべき! ポルトガル特集だったわよ!」

今回の旅行の出発直前に、オカマ友達のY子が騒ぎ立てる。 日本にいた頃は、黒柳徹子大先生とマッチョ草野仁キャスターの対決が好きで「世界ふしぎ発見!」はよく観ていた。ネットで探して観てみると確かに「ポルトガル 海洋王国の遺産」特集とある。

番組によると、リスボンから電車で1時間弱のところに、中世ヨーロッパの宮殿や城跡が集まるシントラという街があり、ユネスコの世界遺産にも登録されているという。

こりゃ、このシントラって街に行って、"ミステリーハンター"してこなきゃだわね?!

--------------------------------------------
リスボン2日目。朝早くに起きて駅に向かい、電車でシントラに向かった。

1時間弱でシントラに到着。シントラ駅前からムーア城壁・ペーナ宮殿行きのバスに乗り込む。

ムーアの城壁。ドラクエ感!

ペーナ宮殿。ディズニーランド感!

レガレイラ宮殿の洞窟。ミステリーハンターを気取るあたし。

思い返してみると、前回ヨーロッパへ旅したのが、統一通貨のユーロが開始される前だったから、20年近く前になる。その時はイタリア、オランダ、フランスを鉄道で周った。若かったわ~~~。

当時、沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでは、世界一周の旅を夢見ていた。そういえば「深夜特急」の沢木青年は、ポルトガルでユーラシア大陸最西端に到達して、そのままロンドンへ向かい旅を終えたのを思い出した。

せっかく遥々ポルトガルまで来たんだし!ということで、シントラの宮殿めぐりのあと、老体に鞭打って、西に向かうバスに揺られて1時間。自分もついにユーラシア大陸最西端の「ロカ岬」に到着!

とは言え、霧で、景色も何もなかったわ・・・。
11ユーロ払って、最西端到達証明書を取得!

-----------------------------------------------
日が暮れる前にリスボンに戻り、ディナーのあとは、「ファド」を聴けるという酒場でポルトガルの酒を片手に、ポルトガルの"演歌”を楽しむ。

薄暗い通りにある「ファド」バー。哀愁感漂う夜。

-----------------------------------------------
リスボン3日目は、疲れない程度に観光名所めぐり。

発見のモニュメントには、ヴァスコ・ダ・ガマやマゼラン、
ザビエルの姿も。受験生時代の世界史思い出すわ。

発見のモニュメントのてっぺんからは、4月25日橋が見える。
サンフランシスコのゴールデンゲートとそっくり。

ベレンの塔も世界遺産。

ジェロニモス修道院も世界遺産。
日本にいたころは毎週日曜夜に「世界遺産」観てたよね。

魚好きのポルトガルの人々。足元にも魚。

街中にある、エレベーターに乗ると・・・

美しいリスボンの街が360度見渡せた。
街も人も食べ物も優しい街だ。

さて、夜の9時には、夜行列車でスペインへ出発だ。

続く!





コメント