リラの咲くころバルセロナへ ①

自分が中学の時だった。

その夏は、バルセロナオリンピックで、部活から家に帰ってテレビをつける度に、あちこちでスペインの美しい景色を映していた。

リラの咲くころバルセロナへ!と光GENJIがローラースケート滑りながら歌い、燃えろバルセロナ!と日出郎大先生が叫んでいた。

青い空と色鮮やかな花。
美しい建物。
日に焼けたいいオトコたち …!(ムフ)

いつの日かスペインを旅することを夢見ていた。

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さて、仕事もやっと山を越し、秋にまた忙しくなるまで一休み。

今年の夏休みはどこにいこうか。
ハワイ、メキシコは去年行ったし、日本も1月に帰ったばかりだ。
どうしよう。

・・・・・・スペイン!
青い空と花の!
美しい建築の!
いいオトコだらけの!(ムフ)
光GENJIと日出郎の!(ちゃう)

というわけで、25年間乙女(なオカマ)が夢見ていたスペイン(とポルトガル)に行くことに!

とはいえ、もう仕事で疲れきってて、綿密な予定を立てる気力もなくて、amazonで「地球の歩き方」を携帯にダウンロードして、リスボン - マドリッド - バルセロナと大雑把に旅程と宿だけ決めて、あとはその時の気分(と体力)に任せていくことにする。(出発前から、既にばばあ感全開)

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リスボンの空港からタクシーで15分。airbnbで予約しておいた旧市街の小さな家に到着。

荷物を置いて、まずはさっそく一杯酒やっちゃおかと、近所を散策。

屋根の色の統一感が、ヨーロッパ感。とりあえずビール。

観光客御用達の路面電車。サンフランシスコにも似てるの走ってるがな。

もうすこし丘を登るとサン・ジョルジェ城に到着。ドラクエ感。



出発前に、ネットで下調べをしていた時に、「ポルトガルのメシは最高!」とか「日本人にぴったりの味付け!」とか「ポルトガル飯ならいくらでも食える!」とか書かれているのをあちこちで読んでいたので、食べ物にやったら期待していったあたい。

そして、早速・・・

ポルトガル在住の幼馴染から「鰯がおいしい季節だよ!」と聞いていたので早速食う。
さっぱり塩味で、うみゃい!

ジャガイモと鱈を焼き上げたポルトガル料理。見た目「?」だけど、これはうみゃい!


到着早々飲んだり食ったりばっかで、こんなんじゃ、スペイン・バルセロナに着くころには、体重とんでもないブスになってそ…。明日からは老体鞭打って歩きまわるわよ!と心に誓うアラフォーオカマ。


旧市街アルファマの宿の窓からは満月。どこかで鰯を焼く匂いがしてくる。


続く!


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