2019年12月11日

Gay Chorus Deep South

土曜日の夜。

オカマ7人が集まって街はずれの火鍋の店で、鍋を囲んできゃっきゃ騒ぎながら、肉やら魚介を頬張っていた。

そんな中、

「なんか趣味が欲しいわ。なんか習い事はじめたいわよね。」

と誰かが問うと、

「格闘技とかはじめたい。だって、モテそうじゃない?」

「前、お酒飲みながらタイ料理を習うってクラスを受けたけど、酔っぱらって何も覚えてないわ・・・」

「習い事というか、仕事に役立つ講座は大学でとってたわ? 趣味ではないけど。」

など、様々な答えが返ってくる。

自分も、へたっぴピアノは懲りずに細々やっているが、胸を張って趣味と言えるような趣味ではない。

週末といえば、ジムにいって掃除洗濯をして、酒をひっかけていたら、あっという間に日曜の夜になってんじゃないのよ~。

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日曜日の朝。

自宅からジムに向かう途中、カストロの映画館の前を通ると、

"Gay Chorus Deep South"

となんだか興味深い映画をやっているじゃないの。

どうせ、特に予定もないし、と早速携帯で午後の部のチケットを購入した自分である。


数年前から、米国南部を中心とした一部の州が、宗教上の理由を元にLGBTQの人々の権利を迫害することを一部認めるような動きをしていた。

そんな動きに対して、サンフランシスコのゲイコーラスの300人が、そんな南部の州を旅しながら各地でコンサートを開いた、ロードムービーのようなドキュメンタリーである。

実の父親に自分がゲイであるということを認められず、それでもその父親の前でゲイのコーラスの一人として舞台に立つ団員。

レズビアンであることを家族や学校の友達に公にできずに、自分の居場所を見つけられない南部の若き少女達。

自分のアイデンティティを探し続ける、トランスジェンダーの団員。

そして、自分がゲイであることを公にしたことで、仕事も家族も失ってしまった、コーラスの音楽監督。

"なぜ、いつまで、彼ら(我ら)はそんな悲しみや悩みを背負って生きていかなければ、ならないのだろう"

日曜の午後、男性合唱の美しい歌声に乗せて、そんな彼らの人生が語られるこのドキュメンタリーを、思わず声が出るほどに泣きながら鑑賞したのであった。


You have more friends than you know~


LGBTQの若者の自殺が後を絶たないという。

このドキュメンタリーを観て、そんな若者が少しでも減ってくれたらいいと思う。

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前述の趣味の話じゃないが、思わず本気でこのサンフランシスコのゲイの合唱団に入りたいと思い始めた自分である(安直!)。

"音楽は好きだし、一応楽譜も読めるし!"

"こういう意義のあることを趣味にできたらいいわよね。"

しかし、日本に居た頃、友達とカラオケなどに行ったならば、「ジャイアン」などと呼ばれるくらいに、歌が下手な自分である。

オーディションで速攻落とされるわ・・・。




2 件のコメント:

  1. うどん親父12/13/2019

    この映画、是非とも見てみたいと思いますが、多分日本では配給されないでしょうね〜〜
    たとえ配給されたとしても地元の映画館では絶対に取りあげない作品!と思います。
    samurai sf が貼ってくれたリンクで予告編は見れました。

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  2. よいドキュメンタリー映画でした! 日本でもぜひ配給してほしいものですが、難しいですかね・・・。こちらでも一部の映画館でしたやってませんでした。

    先週は、シャーリーズセロンとニコールキッドマンの出ている映画を見てきましたが、こちらも面白かったですよ~!

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