2018年3月12日

出逢いはスローモーション (2)

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前回までのお話

出逢いはスローモーション (1)

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バレンタインデーから数日経った日曜日。

朝、近所を犬と散歩していると、

例の「大阪弁をしゃべるアメリカ人」の男から、

アプリにメッセージが入った。

『今日お茶でも飲みながら話しませんか。昼間はダウンタウンで水球の試合があるので、その後になってしまいますが』

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そんな誘いに対して、若い頃なら、ほいほいと気軽に胸を張って出かけたものだが、

この歳になり、初対面の人と会って話すというのは、

なんとも億劫なものである。

過去にも、たま~にこうやってある出会いに、期待して出向いたものの、

相手の意向(タイプ)に自分が合わなかったのか、そのまま立ち消えになっていった切ない経験も何度かあるからか、

歳をとればとるほど、初対面の男との出会いに弱気になるものなのよ(ブス!)。

そんな中年オカマの被害妄想もあって、

「最近出会いもないけれど、たまに誘われても億劫なのよねぇ~」

などとデートの達人のK枝やM子ちゃんに相談してみたならば、

「でもさ、人と会わなかったら、何もはじまらないよ~?」

「億劫でも、いろんな人とどんどん会わなきゃ、一生運命の人と出会えないじゃない!」

などと発破をかけられる。

確かに、

"独り身はもう慣れたわ! あたしには老犬ワンコもいるし!"

などと強がってみても、

この愛すべきワンコも今年一杯もつか分からないほど歳をとっているし、

女友達もオカマ友達も、皆、相手を見つけていく中で、

自分だけずっと独り身という将来を想像しただけで、

不安で胃が痛くなるのは事実だったのだ。

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『OKですよ! 自分は、何時でも大丈夫です!』

えーい、当たって砕けろだ、と散歩中のワンコそっちのけで返事をした。

すると、

『それじゃ、今日の夕方5時半に、Cafe Floreで!』

と、すぐに返事が来て、初デート(?)と相成ったのである。

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それにしても、水球をしているタッパ(死語)のあるアメリカ人の青年なんて、

雲の上の存在・・・。

どうしよ、今からジム行くべき?

何を着て行けばいいの?

さすがに1回目のデートで裸を見せ合うこともないから、下着はなんでもいいよね?

などと、

久々のデートにひとり、

女子高生や女子大生のような思考に走る中年オカマなのであった(ブス!)。



つづく













4 件のコメント:

  1. 匿名3/13/2018

    発破をかけるって、そう書くんですね。初めて知りました。勉強になります。

    ていうか、タッパって、ヤンキー用語だと思ってました。サムライ様元ヤンキーですか?
       M子より

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    1. 明菜の「十戒」で勉強しました。発破かけたげる。

      兄が元湘南の暴走族だったので、タッパって普通に使ってたのはその影響かもしれません。

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  2. 刺激の少ない中年主婦も、samurai sf さんの恋バナにドキドキしてます。
    ところで、タッパって初めて聞きました。どういう意味ですか?

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    1. 中年オカマの恋バナってのも、若者のような勢いがなくてアレですが、引き続きよろしくお願いします・・!

      タッパは、wikipediaによると、"物の高さのこと、または人の身長のこと"だそうで。昭和の死語ですね!

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