Heaven is a Place on Earth

会社の同僚の知り合いが、先週胃がんで亡くなったという。

35歳のアメリカ人で日本を愛し、病気を発症するまでは日本に住んでいた。

闘病の痛みや辛さから解放された彼の遺灰は、彼の好きだった日本の富士山の近くに埋葬されるという。

そんな話を聞いた直後にFacebookを見ると、今度は、ワシントンDCに住む友達の水球仲間が、重い鬱病にかかり、同じく35歳という若さで自死してしまったと、投稿があった。

大学を主席で卒業し、大きな会社に入り努力が認められ、イタリアへの転勤。

アメリカに戻ってからも仕事でも水球チームでも、バリバリ活躍していたという。

そんな若くしてこの世を去った二人とその家族から、共通して残された人達に伝えられたメッセージは、

「短い人生、自分の好きなことを選んで生きる」

ということ。

ストレスだらけの生活の中でも、

「自分が好きだと思える時間や物事を大切にする」

ということ。

忙しい毎日に追われていると、自分が何が好きで何が大切なのかも御座なりになってしまいがちなんだけどね。

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先日のエミー賞で、『サン・ジュニペロ (San Junipero)』がテレビ映画作品賞と脚本賞を受賞したという。

この作品は、『ブラックミラー』という、日本でいうところの『世にも奇妙な物語』(懐かし...)的な、サイエンスフィクションのテレビシリーズのエピソードの1つで、自分も特に好きな物語だったので、うれしいニュースだった。

カリフォルニアの架空の街を舞台にLGBTを題材にした作品で、当時テレビで観たときは、"生きること、死ぬこと"について思わず考えさせられたわ。

作品の冒頭で、主人公が飲み屋の奥に置かれたアーケードゲームをしていると、見知らぬ青年が、

“The game has different endings, depending on if you’re in one or two player.”


と主人公に話かける。


物語を一番最後まで観たときに、その青年の台詞が心に響いて、思わず涙した中年オカマである。



海辺のシーンも多く美しいカリフォルニア!
と思いきや撮影は南アフリカのケープタウンらしいです。
(C) Netflix









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