どうしてもっと自分に素直に生きれないの そんな思い問いかけながら

先月、シャスタ山に行ってきた。

これまた今年40になったアメリカ人の友達の旦那が、皆でシャスタの湖で宿泊できるボートでも借りて、彼女の40歳を祝おう!と企画したのである。

シャスタ山は、サンフランシスコから北に向かって4~5時間車で行ったところにある、自然に囲まれた静かな場所だ。

ミネラルウォーターの「クリスタルガイザー」の産地でもあり、大昔に自分が初めて訪れた時には、「こ、これ! 空気や水が美味しいっていうのは、こういうことなのね!!」と驚いたくらいだ(大げさ)。



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真夏の日差しの中、ボートの上に寝そべり、レッドウッドの香りのする空気を吸い込む。

周りを見渡すと、目に入ってくるものは空と山々と湖と、それから時折遠くの木々の間から顔を見せる鹿たちだけだ。

同じくこの友人の誕生日を祝おうと、この舟に乗り込んだ若者達は、水上スキーやボディボードにも飽きて退屈な様子で、遠くで大音量で音楽をかけたり酒を飲んでふざけ合ったりと、所在無くしている。

自分が最後に来たのが10年以上前の20代の頃で、その時は自分もそういったアクティビティが主となる滞在だったが、今はこうやって寝そべって美味しい空気を吸いながら、ぼんやりと過ごすのが一番だわよ(ばばあ)。



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シャスタ山をネットで調べてみると、どうやら"パワースポット"としても有名な場所らしく、地底都市が眠っているだとか、UFOがよく見られるだとかいったぶっ飛んだ説もあるらしい。

「UFOが見られるなら、見てみたいもんだわ! 地球のオトコにも飽きたところだし! (C)ピンクレディ」

などと、よくオカマ仲間とは下らないことを言いあっているが、今まで何度か訪れたシャスタで、地底都市の入り口にも、UFOにも遭遇したことはない。

ただ、ここが"パワースポット"だからなのかは分からぬが、この美しい空気と水に囲まれて過ごしていると、何となく心も身体も元気になっていくのは分かる。

「人生に疲れた時や、迷った時は、シャスタに行くのがいいらしいよ!」

と、以前K枝が言っていたが、あながち嘘では無さそうだ。

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沢山の蚊たちに悩まされながらも、満天の星空の下で友達の40歳のお祝いをし、翌日は、もう一晩湖で過ごすという彼女達と別れ、サンフランシスコに戻る前に、小さな温泉に立ち寄った。

個室の古びたバスタブに、硫黄の匂いのするとろっとした熱い源泉を注ぎ、水で温度を調節してからゆっくり浸かると、強い日差しで疲れた身体(老体...)が癒されていく。

その後はサウナに入ったり、屋外にある小川の冷たい水に入ったりして、静かな自然の中でゆっくり過ごした訳。

「シャスタはね、山の神様に呼ばれた時にしか来ることができないのよ!」

と、これまたK枝が言っていたが、また心身が疲れた時に呼ばれたら、ゆっくり訪れに来たい場所である。



温泉の帰りにバーニーフォールという滝に立ち寄った。
マイナスイオン!
他にも映画「スタンド・バイ・ミー」に出てきた線路を歩いたりと、
色々なハイキングコースがあるシャスタ山だす。







コメント

ふわり さんの投稿…
samurai sf さん、お早うございます。
シャスタへ行かれたんですね。私も昨年初めて訪れて、ヨセミテに並ぶ大好き&精神が落ち着く場所になりました。実は私もブログをやっておりまして、シャスタのことも書いておりますので、もし「あ〜、することがなくてほんとヒマだわっ!」(お忙しくてそんなヒマないとは思いますが)という時にでもお読みいただけたら幸いです(ちなみにこちらでコメントさせていただいている名前とは異なりますが)。
http://blog.livedoor.jp/lovecal/search?q=mt.+shasta

samurai sf さんが訪れていらっしゃった温泉、私も是非行ってみたいと思いました。良い時間が過ごせたようで、本当に良かったですね(*^^*)
今日も良い一日をお過ごし下さい。
samurai sf さんの投稿…
ふわりさん、こんにちは!

シャスタ、落ち着きますね! 静かで空気もおいしくて。

ブログ拝見しました! 娘さんと旦那さんとのシャスタ旅行、素敵ですね! 自分も前にシャスタにいったときは、Black Bear Diner行きましたよ~!昔は日本人の方がやっていた日本食のレストランもあったのですが、閉じてしまわれたようです。

これからも、ブログ楽しみにしてます!