眠れる森の美男

水曜日。早々に仕事が片付いたので、はやめに職場をドロンして、久々に近所のファーマーズマーケットに顔を出してみた。

3月から11月まで夏時間の間、毎週水曜の夕方にカストロ駅ちかくの通りの一角を閉じて、空が暗くなる8時過ぎまで、地元の農家たちが野菜やチーズに蜂蜜、手製パスタなどを売りに出しているのだ。

夜飯は何にしようかと歩きながら見て周ると、そら豆が店先に並んでいて、思わず春を感じる乙女。

そういえばと、大分前に読んだ、よしながふみ女史の漫画「きのう何食べた?」で紹介されていた炊飯器で作る豆ご飯を思い出し(あれはグリンピースだったっけ)、今日はそら豆で豆ご飯でも作ってみようか!と、袋一杯にまだ実の小さいそら豆を購入した。

炊飯器にいつもと同じ要領で米を研ぎ、水を少々減らして、その分適当に酒と塩を加えて、米が炊き上がる5分くらい前に皮をむいたそら豆をぶっこめば、出来上がりだ。

普段たいした料理をしないので、楽に作れる和食はうれしい。

それと安売りしていた豚肉としょうがで、今夜は、そら豆ごはんと生姜焼きだ。

20年前、大学を出てサラリーマンをしていた頃は、マンションのキッチンなどせいぜいお湯を沸かす時に使うくらいで、昼飯は社食かファストフード、夜飯はコンビニ飯みたいな生活だったことを考えると、少しは成長したかしらん?(その分、腹回りも成長したわよね)

いつか、ちゃちゃっとうまい和食が作れる男(オカマ)になりたいと夢見る。
いつもご飯には、M男のおすすめで、高血圧に効くという大麦を混ぜて食ってます。

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弁護士のシロさんと美容師のケンジのゲイカップルが主人公の、料理漫画「きのう何食べた?」も新刊が出るたびに紀伊国屋で購入し楽しみに読んでいるのだが、昔からどちらかというと、少年漫画より少女漫画のほうが好きな自分である。

子供の頃に、よく父が、妹に月刊少女漫画誌の「りぼん」などを仕事帰りに買ってきていたが、それを妹から取り上げて、妹より先に読んでいたくらいだ(この頃からもうオカマ丸出しだったわ)。

萩尾望都、山岸涼子、大島弓子、川原泉や岡田あーみん(!)は、母も妹も好きで家族で読みまわしていたし、ゲイがあちこち出てくる吉田秋生の漫画は今でも通勤中に繰り返し読んでるわ!(どんだけオカマだよ)

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夜飯を終えて、腹がいっぱいになったところで、安もののワインを飲んでいたら、ふとそんな大昔に読んだ少女漫画たちが読みたくなってきた。

そのうちの一つ、ゲイの医者が主人公で、東京、ニューヨーク、中東を舞台にした短編があったのだが、タイトルも思い出せずグーグルで検索してみたら、アマゾンでダウンロード購入できるじゃないの。

早速、ipadにダウンロードして、今夜はひとり少女漫画ナイトだよ。

秋里和国女史の「眠れる森の美男」という作品の続編で「TOMOI」という漫画。
結末がとても哀しい。泣くわ。










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