アクアマリンのままでいて (2)

「わたし、今週ジム4回目。」

「自分も、今年ジム4回目・・・」

土曜の朝、ジムに向かう途中、同業のM子とLINEでやり取り。

リオデジャネイロで、あれだけ、

「今年は、がっつりジムに通って痩せて、美しい肉体を持つ、色気ある40男目指すわ!」

などと、皆に向かって宣言していたのにも関わらず、もう2月だというのに、今年に入ってまだ数回しかジムに行けていない。

"風邪気味だから悪化したら困るわ・・・"

"仕事が忙しくて、明日も朝早くにミーティングあるし・・・"

などと、言い訳をしてさぼっていた情けない自分である。

こんなんじゃ、いつまでたってもリオの男のようになれないじゃないのよ!

というわけで、今日は1か月前のリオの男達の写真を見返して、重い腰を上げて朝から雨のサンフランシスコの街を歩いてジムに向かった次第である。

ジムでマシーンに座り、がっつり筋トレするつもりが、気が付いたらまたもや携帯に収められたブラジル旅行の写真を眺めている。

リオの拠点となったコパカバーナビーチのホテル



コルコバードのキリスト像の前でミステリーハンターを気取る

ブラジルは美男、美女が多いよ、と出発前に同僚や友達からは聞いていたが、実際リオの町中を歩いていると、モデルのような美男美女に多く出くわすのである。

「ねえ、イパネマビーチは、オカマのいい男がわんさかいるらしいわよ!」

などと誰かが言いだし、

「でも、うちらみたいな中年が行っていいのかしら・・・」

「でも、せっかく地球の裏側まで来たんだしねぇ・・・」

などと言い訳しつつ、4人でイパネマビーチに向かったのであった。

イパネマビーチの中でも、ゲイが多いといわれるエリアでタクシーを降りると、右を向いても左を向いても、水着一丁の裸の男、男、男!

「こ、これが噂のイパネマビーチなのね・・・」

「こ、これが噂のブラジルの男達なのね・・・」





あまりにも地元の男達が美しすぎて、ショートパンツの下にこっそり水着をしこんできたものの結局水着になれず仕舞いだった、情けない自分である。

「2019年の目標決めたわ。痩せる。」

「自分も! ちゃんとジム行って、鍛える。」

「今度みんなで会った時は、4人とも生まれ変わってるわね。」

「人生変えちゃう、2019かも」

そんな誓いを立てたのもつかの間、裸のいい男ばかり見ていたら、無性に肉が食いたくなり、ブラジル肉料理の店に駆け込んだ4人である・・・。


イパネマの娘、発祥と言われるカフェレストランで肉を食う
オカマ4人であった・・・

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そんな思い出に耽っていたら、ジムで大したこともしないまま、時間だけが経っていた。

こんなんだから、いつまで経っても痩せられぬ自分である。

NHKの筋肉体操みながら、毎日トレーニングしなきゃだわ!





それにしても、ブラジルの肉、安くてうまかったな~。。。







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