天使がウインク 僕には見える 涙の影で揺れている笑顔

「もうだめ。目がかすんで仕事になんない!」
「あたしも!コンピュータの画面、拡大して表示させないと数字読み間違えちゃう。」
「ストレスのせいかしら・・・ 今まで裸眼で2.0だったのに」
「だたの老化よ。みんな40前後になると、がくっと視力が下がるらしいわ。」

同い年で健康オタクの元同僚と、朝からチャットで老眼相談である。

この歳になるまで、眼鏡にもコンタクトにもお世話にならず、「山育ちで目はいいの! 」(C)ラピュタ と胸を張って言える程、視力だけは自信があったのだが、ついにここにも老化が来てしまったらしい。

そういえば一足先に40代に突入したオカマのK枝も、「40過ぎたら突然視力下がっちゃって、デート中に男達の顔が良く見えないのぉ」と漏らしていた。

仕事に支障が出たらこまるわ?と、疲れ目に効くらしいブルーベリーを食べたり、毎朝目の周りに蒸しタオルをあてたりしてみてるのだが、やはり夕方には画面が翳んでくる。

目が疲れたら遠くに見える緑をみるとよい、と昔母が言っていたのを思い出し、仕事の合間に、窓の外の風に揺れる木々や遠くの山を見て目を休めているのだが、効いてるのかしらん。

次回日本に帰ったときには、おされな「老」眼鏡を購入しなきゃだわ・・・。

----------------------------------
緑を見るのが眼に良いのならば、と言うわけでもないが、この週末は天気も良いので、エンゼル島(Angel Island)にハイキングに行ってきた。

この島は、サンフランシスコから船に乗って30分程のところにある小さな島で、20世紀初頭の戦前・戦時中は米国移民局が置かれていたが、今は州立公園として開放されている。

十数年この街に住んでいて、一度も来たことなかったわ。
頭の中で流れる曲は、やっぱり天使のウィンク (C)聖子。

船を降りて左手に15分ほど歩いていくと、海辺に移民局跡地の建物が見えてくる。当時この場所で船での長旅を終えて入国審査を待った人々の様子を、見学できるようになっている。

移民管理局跡地。ここで特に中国や日本からの移民が入国審査を受けたという。

人々は横浜の港からどんな気持ちでサンフランシスコを目指したのだろう。


サンフランシスコ湾に囲まれたこの島を頂上に向かって歩いていくと、サンフランシスコの街並みやゴールデンゲートブリッジ、ベイブリッジもすべて見渡せる場所にたどり着く。

日頃、大した運動もしていない中年オカマの自分だが、それほど足腰に厳しい道もなく、美しい景色を眺めながら、春の風に吹かれて日々のストレスも忘れ、数時間ハイキングを楽しんだって訳。(でも2日後あたりに、筋肉痛来るわよね・・・)


サンフランシスコからこんなに近いところで、美しい山と海の景色が楽しめるとは。
これで視力も少しは回復したかしらん。





コメント