きのう何食べた?

先月、漫画「きのう何食べた?」の最新刊が発売されたというので、今回は紀伊國屋書店のオンラインショップで注文したのだが、1か月以上経って忘れたころに、やっと届いたのだった。

この漫画は、弁護士のシロさんと美容師のケンジの中年ゲイカップルの物語で、一般青年誌で連載が開始されてから、かれこれ15年近く続いている。

自分もだいぶ前に、日本の母から送られてきた荷物の中に、食料品に混じって入っていたのがきっかけで読み始め、それから毎回新刊が出るのを楽しみにしているのだ。

そんなゲイ(ましてやおっさんのゲイ)が主人公の物語が、一般誌で十何年も連載し、一般向け映画として公開されてるくらいまで、世間に受け入れられるとは、時代も変わったものである。

自分が日本に住んでいた、まだうら若き乙女(?)だった頃は、ゲイが主人公の漫画なぞ、せいぜい「さぶ」やら「薔薇族」といったゲイ雑誌か、やおい(BL?)雑誌で、こそこそ読むくらいしかできなかったわよね…。


連載当初、今の自分と同い年くらいだった
シロさんやケンジも、今や50半ばのおっさんである。
しかし、おっさんなのに可愛いカップルだな。
映画版、観てみたいな~。
(C) 東宝


50過ぎても、見た目も美しく、仕事もそこそこ頑張って、家ではパートナー(ケンジ)のために日々料理をする、そんなシロさんをひそかに目標としている自分である。

しかし、実際は、40半ばにして既にめっきり老け込み、料理も苦手意識があるせいか、毎晩キッチンに立つことなどないのが現状・・・。

つい数日前のクリスマスのディナーも、我が家のN君が、N君の実家で家族皆に「ビーフ・ウェリントン」なる、なんだかすごそうな料理を披露するというものだから、せめて自分も何か手伝おうと横で野菜を切っていたら、

「あ~ら、珍しい! 包丁持つ手もなんだか危なっかしいわね~」

などと、後ろで見ていたN君のお母さんに、嫌味を言われてしまう始末である(コワイヨ~)。

来年は、理想のシロさんに近づけるように、ジムにちゃんと通って若々しく、料理ももうちょい頑張りますかね・・・。


N君作・クリスマスディナー
なんか肉がパイ生地につつまってるような、すげーやつ出てきたよ。



自分が最近やった料理といえば、蕎麦ゆでてネギ乗っけただけのやつ。
後ろの餃子は、トレーダージョーズの冷凍モノです・・・。
(それでも自分で写真を撮ったのは、何アピールするつもりだったの、あたし?)


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