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薔薇は気高く咲いて、薔薇は美しく散る

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オカマ仲間の間では、大して盛り上がっていなかったワールドカップだが、個人的には、日本チームの頑張りにも、他国のチームの引き締まった身体のいい男達にも、大いに元気づけられたわ。 さて、次の大きなスポーツイベントは4年に一度、2020年の東京オリンピックだが、その前にもう一つ4年に一度のイベントが、今年の8月にあるという・・・。 その名も..... GAY GAMES(ゲイ・ゲームズ)....!!!  本家オリンピックと同じように4年に一度、世界の一都市にLGBTや彼らをサポートする人々が集まり、GAY GAMESの名の元に、各種運動競技が行われるというのだ。 そして、今回の会場となる都市が..... フランス! 花の都!! パリ!!! 行きたい!!! (ちなみに前回2014年は米国オハイオ州クリーブランド(しょぼい…失礼)。次回2022年は香港とのこと(香港も行きたい!)) -------------------------------------- ふと、自分が20年前に最後に訪れたパリの街を思い出してみる。 まだ心も体も綺麗な(?)、20歳になるかならないかの乙女だった頃の自分である。 ユーロも導入されていなかった頃の大昔だから、もはやどこの安宿に泊まったかも、何を食べたかも、詳細は思い出せないが、街のどこを歩いても歴史を感じることができ、街のどこを歩いても美しい男達と出会える(遠目に見るだけだがね)、そんな素敵な街の感覚は今でもはっきり覚えている。 そういえば、会社の有給休暇がたまっている。 そういえば、ワールドカップでフランスが優勝したし。 そういえば、昨日飲み屋で飲んだワインもフランスワインだったはずよ。 そういえば、携帯のシャッフルで今週は2回も 「ベルサイユのばら」の主題歌 が流れたわ!(どんな携帯だよ?) "Gay Gamesは兎も角として、これはフランスへ行けっていうサイン、あるいは運命じゃないのかしら!"? と、半ば強引だが、気づいたらエールフランスの航空券を購入していた自分である...。 ------------------------- 40過ぎの中年オカマの、ちゃんとした予定も立てずに、今回もとりあえずipadに地球の歩き方をダウンロー

出逢いはスローモーション (6)

================== これまでのお話 出逢いはスローモーション (1) 出逢いはスローモーション (2) 出逢いはスローモーション (3) 出逢いはスローモーション (4) 出逢いはスローモーション (5) ================== 「一緒に住もうか!?」 いつも、ノリや勢いで物事を言うN君だが、 今回もその調子で、突然同棲を提案してきたのである。 確かに自分も、老犬わんこも亡くなり、今の家に住んでいると色々と思い出されて辛い気持ちだったので、引っ越しを考えていたところではあったのだが。 N君もN君で、ワシントンDCから引っ越してきて、仮住まいをしていたような状態だったので、そろそろ落ち着きたかったのかもしれない。 そうは言っても、一人の男と屋根一つ下、朝晩顔を合わせて生活するとは、大きな覚悟と決断が必要である。 いつもの友人達に相談すると、 「あんた、サンフランシスコの住宅事情わかってんでしょ。二人で住んだら、家賃が半分で済むじゃないの! 一緒に引っ越すべきよ!」 「でも、あたし根暗だし、独り身が長かったから、一人で静かに本読んだりゲームしたり(エロサイトチェックしたり・・?)して過ごす時間が絶対に必要なのよぉぉ!」 「一緒に住み始めて、お互いの嫌なところが目について、別れるってパターンもあるものねぇ」 「でもさ、あんた仕事忙しいとかいって、家にほとんどいないし、N君も、水球やら水泳やらで年がら年中家にいる人じゃないし、なんとかなるんじゃない?」 ------------------- こんなご時世だからなかなかいい物件も出てこないだろうし、 「とりあえずいい物件あるか調べてみて、それから決めよう」 ということになったのだが、 いつも、ノリや勢いで行動するN君だから、 こういう時も、そこらのウェブサイトで適当な物件を見つけ出してきて、ささっと見学の予約をして、あっという間に契約完了となってしまったのである。 自分の優柔不断な態度や発言も悪いのだが、 "こんな勢いで同棲決め込んじゃっていいのかしら・・・。" と既に心は不安との闘いである。 家の賃貸契約以外にも、 - 家賃支払いのための共同名義の銀行口座を開