真実の先を知りたくないか

土曜日の朝。

我が家から、歩いて十数分のところにある映画館に、俳優キアヌ・リーブス本人がやってくるというので、ジムに行くついでに、ちょろっと覗いてみることに。

どうやら、彼の新作映画「マトリックス・レザレクションズ」のUSプレミアが行われるらしいのだ。

母と妹は昔から彼の大ファンで、彼の映画は何度も観ているらしいが、自分は、彼が若かった頃の「マイ・プライベート・アイダホ」や「スピード」、あるいはマトリックスも1作目しか観てない程度で、大して興味がないのが、正直なところである。

しかし、こんな近所に来ているのなら、うっかりキアヌ本人と遭遇する可能性が無きにしも非ず。

母と妹へのサインを貰うことは無理だとしても、せめて写真くらい撮って送ったら、母も妹も喜ぶことだろう。

劇場のあるカストロ通りに入ると、すでに朝から通行止め。
レッドカーペットならぬ、グリーンカーペットが敷かれている。


準備をしているお兄さんに聞くと、俳優たちが劇場入りするのは夜だという。
早々来すぎたわ・・・(失笑)。


コロナ対策も万全のよう。


結局、キアヌがやってくるのは、夕方ということなので、あとで出直すことに(あたしゃ、暇か)。

我が家のN君にも、キアヌ・リーブスが近所に来ることを知らせると、彼は「マトリックス」の大ファンで、過去作も全部観たらしく、

「第1作が一番好き。高校の時、何度も観た。」

と言う。

はて、自分が1作目を観たのはいつだったかと調べてみると、1999年の作品ということだから、東京で大学生をしていたころだったか。

こういうところで、いつもN君との年齢差を感じるのよね・・・。


夜になると、サンフランシスコ市庁舎もマトリックス色に。
ここに日本から母と妹を呼んで結婚式をあげたのも、もう2年近く前の話だ。


シンフォニーホールも、今夜は緑。
最新作の舞台がサンフランシスコというから、市も総出でPRである。


お祭り好きのN君は、水球チームのクリスマスパーティの
プレゼント交換でもらったという電飾付きの靴を履いて来た。
(好きよね・・・)


さて、朝訪れた、映画館のある通りに入りと、すでに大勢の人だかりができて、待てどもキアヌが現れない。

「ヘドウィグ」のニール・パトリック・ハリスや、「アナ雪」のジョナサン・グロフ(どちらもゲイよね...)等が続々と黒塗りのリムジンから現れたが、あたしの目的はキアヌなのよ・・・!

結局、待てども待てどもキアヌは現れないので、

"まぁ、本人には会えなかったけど、せめて会場の雰囲気だけでも写真とって、母と妹に送ってあげればいいかね"

と、諦めて帰ろうかと思ったその時、遠くに、キアヌ本人を発見!

なんとかスマホのビデオに収めて、母と妹に送ることができたのだった。



その時の、一瞬の動画はこちら・・・。
「さんざん苦労して、これっぱかしかい (C)ドーラ」の気分。


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