明日へ
今年の年末は、温泉宿にでも泊まって、静かに年を越したいなぁ、など考えていた。 サンフランシスコから南に3時間半程行ったところにある、シカモア温泉という硫黄の強い温泉宿を、近所に住む友人や、 ブログをやっている方 が以前紹介していたのを思い出したのである。 このご時世で日本には帰れなくとも、カリフォルニアの温泉の湯けむりの中で、年を越すのも良いじゃないの。 しかし、年末の仕事のスケジュールの目途が立たず、宿の予約を後回しにしていたら、その温泉宿はすでに満室になってしまっていたのだった。 ならば、以前何度か訪れた、サンフランシスコから北に2時間ほど行ったところにある、温泉街のカリストガにしようと、いくつか目ぼしい温泉の出る宿を当たってみる。 だが、どこの宿も満室で、結局、先月オープンしたばかりだという街の外れのホテルが空いていたので、そこに一泊だけすることとなった。 天気予報では、雨模様だったが ホテルに着くころには、青空に。 雨の後の空気が気持ちよい。 温水プールからは湯けむり。 部屋のテラスからは、ぶどう畑がみえる。 プールで泳いだ後は、温泉にで温まりましょ、と思ったら、 ここのホテルは温泉が出てないことが発覚・・・ (前もって確認しなかった自分が悪い) カリストガに向かう途中のナパにて 古代ペルシャをテーマにしたDarioushワイナリー で 一杯ひっかける。 大晦日イブのディナーは、ホテルから15分ほどのところにある Press Restaurant という店で。 前菜のタコも主菜の白身魚も美味かった。 (最近、外食でどこでも味がしょっぱく感じるのは、 高血圧防止で塩分を控えてるからかしらん・・・) ーーーーーーーー 大晦日の朝。 一足先に年を越した日本の家族や友人から、年始の挨拶が届き始めた。 昨年同様、軽井沢に住む友人からは、紅白歌合戦で薬師丸ひろ子が「Wの悲劇」のテーマを歌う姿やらラスボスMISIAが「明日へ」を歌う姿やらが送られてきた。 "2021年も色々ありがとう。" "2022年もどうぞ宜しく。" 家族へ友人へ、直接会えなくとも、そんな気持ちを込めて、LINEでメッセージを送るのだった。