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時には昔の話を

知り合いの旦那さんが亡くなったと、連絡があった。 8年間の闘病生活。子供のいない夫婦なので、奥さんが1人でずっと看病を続けていた。去年の夏はだいぶ良くなって、皆で一緒に食事に出かけたりもしたけれど、ここ数ヶ月はあまり良くなかったと聞いていた。 お葬式は市内にあるこじんまりとした静かなホテルで、彼の学生時代の仲間、職場の人々、そしていっぱいの家族、友達が集まった。 アメリカでのお葬式に参加するのは、今回が初めてだったけど、日本のお葬式と違って、特に儀式的なものもなく、特に親しかった参列者が前に出て、彼との思い出を話していく形式だった。 「学生時代から頑固でいつも自分の意見を譲らないやつだった」とか、「若い時にボートを買ってよく皆でサンフランシスコ湾をクルーズしてた」とか、「誰よりも面倒見のいい人だった」とか、「22番街にあるインド料理屋が彼の好物だった」とか、時には彼に対する愚痴めいた話や失笑話もでてきたけれど、それさえも皆にとって、これらのすべてが彼との大事な思い出なのだ。 皆話しながら、一つ一つ彼のことを思い出しては笑い、そして泣いていた。 場内には彼の思い出の写真が展示されていて、若き日の彼から近年の年を重ねた彼まで、彼の人生の瞬間を垣間見ることができた。彼とその奥さんの若い頃のふたりの色褪せた写真がすごく素敵で思わず涙。 ------------------------------------------ 自分が死んだら、こんな思い出話をしてくれる人がいるんだろかと、ふと考える。 自分のいいとこも悪いとこも、好きなこともそうでないことも知っててくれる人がいるんだろか。こんなにあたたかいお葬式を誰かあげてくれるんだろか。 ------------------------------------------- 彼の奥さんから、彼が亡くなったという知らせを書いたメールには、彼の生い立ちが細かく書かれていた。そしてそのメールの最後には「ジャネット(奥さんの名前)を40年間ずっと愛し続けた人だった」と書かれていた。 彼の長い人生の間、きっと山も谷もあったと思う。けどこうやって 彼のお葬式に参加して 、こんなに皆から愛されていた、彼の素晴らしかった人生を感じることができた 。涙! ...

ぼくを葬る

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朝、会社のエレベータに飛び乗ると、備え付けられている小さなテレビから、「日本でもネットフリックスがサービス開始」とニュースが流れていた。 元々テレビはあまり観ないほうだけど、ネットフリックスはやっぱり便利。ちょっと何か家でまったり映画やドキュメンタリーの気分のときはいつもお世話になってる。 乙女なゲイ映画のセレクションも豊富で、そんな映画ばっかりピックアップしてるからか、自分のアカウントのスクリーンを開くとその手の映画ばかりが並んでいる。 「 Time to Leave/Le temps qui reste 」 この間ネットフリックスで観たのはこのフランス映画。末期の癌を患い残り3ヶ月と告げられたゲイの主人公が、どう過ごして行くかを淡々と描いた作品。恋人とも別れ、子供もいない主人公が一人で死を受け止め、そして静かに一人亡くなっていく最後のシーンは、同じゲイとして色々考えさせられる。 先週は、癌治療を終えて仕事復帰した女優さんの激やせぶりが報道されていたけれど、その女優さんが体調不良で舞台を降板したという。つい昨日は、まだ若いアナウンサーが癌で亡くなったというニュースも流れてた。若い頃、そういった病気が他人事だったけれど、この年になると、そうも言っていられない。この映画の彼や、亡くなったアナウンサーのように、いつ突然自分や自分の家族が患うか、その可能性は年々大きくなっていくわけで。 ------------------------------------- 夜仕事で遅くなると、同じく仕事の終りが遅い友達と、たまに帰りがけにバーで酒をひっかけながら、健康談義になる。 「確実に年取ってるんだから、その分より一層健康に注意しなきゃね。」 「お互い、体調悪いと思ったら、早めに病院に行きましょうね。」 「その"時"が来ても後悔しないように、今やりたいことはできるうちにやっておかなきゃだよ。」 「ひゃだ! だったら、あたし今夜はあそこに座ってるあの男に声かけて、お持ち帰るするわ!」 …なんて、冗談はさておき。 ------------------------------------ 自分の親友は癌を克服して東京で頑張っている。 この女優さんには今はしっかり休んでまた元気な「前世はワイ...

秋からもそばにいて

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気がついたら、もう9月じゃないの! 仕事柄、8月は繁忙期なので、夏めいたことも出来ずに気がついたら秋になってた、というのが毎年のパターンなのだが、今年もやっぱり例に漏れず仕事漬けで夏がおわっちゃったよ・・。 毎年夏になると、郊外に家を持つ上司が自宅の裏庭で栽培している夏野菜を「配給」してくれる。苦味が旨いゴーヤや果物みたいに甘いトマトや味の濃いキュウリ、それからトウモロコシも。頂いたものは、大した味付けもせずにシンプルに食うと、繁忙期で気力も体力も落ち込んでたのが元気になっていくのが分かる。 若い頃は、がっつり濃い目の味付けの物ばっかり目がいっていたけれど、今はそんなもんばっか食ってると、すぐに胃がもたれちゃうババア。あーん、10数年前、東京にいた頃は週末ともなれば、イタリアンやら韓国焼肉やらあちこち食い回ってたのにね。 ---------------------------------------------------- 春に種を撒いたコリアンダーと葉ネギも暑さの中もりもり育って、サラダやら卵料理やら蕎麦の薬味やらなにやらで活躍してくれやした。コリアンダーはこの間たくさんできた種も収穫! 次はオクラとかシソとか試してみようかね。 サンフランシスコに来て間もない頃にであった日本人の友達が、最近、和食素材の店を手伝ってるというので、久しぶりにご挨拶でもと、週末ファーマーズマーケットで店をだしているところを覗いて来た。地元の野菜やらチーズを売ってる店々にはさまれて、納豆やら味噌やら漬物の素やらおむすびやら、色々美味しそうなものが売ってて、なんだかワクワクしてくる。 塩こうじも売っていて、これは何かと便利(そう)なので購入!(大して料理しないけど、冷蔵庫で来年まで持つらしいので、いいよね・・・)。これで、さっぱり肉料理上手になるかしらん? Aedan Fermented Foods 2849 Folsom St., San Francisco, CA 94110 週末のDivisadero Stのファーマーズマーケットや、フェリービルディングでお店でてます。

少女に何が起こったか

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「中性脂肪 155」 先日受けた健康診断の結果が返ってきた。 一昨年の診断でコレステロール値が250とヤバイ数字を出して以来、昼飯直後にフィッシュオイルを摂るようにしてたら、そのおかげかコレステロール値は正常値まで下がったものの、中性脂肪は一向に下がる様子がない! 会社の看護師さんは、「お酒控えれば簡単に下がるわよ〜」と言うけれど、仕事後の酒はストレス解消に不可欠でやめられないの〜! なんか中性脂肪に効くサプリないかしらん…。 ーーーーーーーーーーーーーー 昨年末に念願のピアノを購入して以来、夜仕事から帰ったら、酒片手にへたっぴピアノでストレス解消。電子ピアノなので本物のタッチや音色には敵わないけど、ヘッドホンで夜も弾けるし、ipadにつなげて色々できるから、まあいっか。でも、いつかはまた本物ピアノが弾きたいな〜。 この間の夜も、ショパンとかTMネットワーク(!)とか弾いてたんだけど、次の日朝起きると左手首が強烈に痛むじゃないの! 最近ジムもサボりがちだったから、明らかにこれはピアノのせい?  日本で先生にちゃんと習ってた頃はこんなこと一度もなかったのに! 会社の女子に早速報告すると、「それ、腱鞘炎。年とるとなりやすくなるよ」と、腱鞘炎に効くらしい硫黄サプリをくれた。 もうカラダのあちこち、サプリで補強しなきゃいけないお年頃なーのだ。

きっと伝説がこの島々を支えているから

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クライアントとのミーティングでもパーティに参加したときも、出会い系サイトの自己紹介でも、「趣味は?」と聞かれたら、「旅行」と答える自分。 なのに、もう長いこと旅行という旅行をしていない。精々、1年に1回日本に帰って、その帰国に合わせてアジアの国に立ち寄るくらい。学生の頃は、アジアはもちろん、ヨーロッパやオーストラリア、アメリカもあちこち周ったのに! 「独立記念日に合わせて木曜、金曜も休みになるって!」 同僚の女子が社内チャットでいつものように嗾けてきた。新人たちは繁忙期前の連休に山に行くだの実家に帰るだのきゃっきゃと騒いでいる。一方、特に 何も予定がない自分。ランチタイムにこっり安い航空券どっか無いかしらん、とネットで調べてみると・・・・ ひゃだ! ハワイ・ホノルル直行便が$250!? マイレジ使えば片道は無料!?(実際には手数料で100ドルくらいとられますがね…)どうしよう! いっちゃう? いっちゃおっか! というわけで、10年以上ぶりのホノルル。 オカマOL3泊ハワイの旅。行ってきちゃったーよ! ーーーーーーーーーーーー とにかく一日中ビーチで飽きるくらいゆっくり静かに過ごしたい!ということで、 出発直前にアマゾンでダウンロードしておいた、よしもとばななの「まぼろしハワイ」と小林聡美の「アロハ魂」と共に朝からビーチタイム。 ワイキキビーチの目の前のホテルに決めたものの、ワイキキビーチは静かに過ごせるかんじじゃなかったので、10分くらい歩いたところにあるニューオータニの目の前のカイマナビーチへ。 若かった頃は、旅する度に「来たからには全部まわらなきゃ!」と観光名所は全部押さえたかったクチだったけど、今じゃとにかく一ヶ所に落ち着いて、気分に任せてゆっくり旅をしたいと思う。こうやってなにも考えずに、本を読みながら海岸の向こうを泳ぐ男たちを眺めたり、波の音を聴いてぼーっとして過ごせるのがありがたい。 とか言いながらも、だんだんぼーっとしてるのがもったいない気がしてきちゃうのが、貧乏人の悪い癖。ノースショアで乗馬初体験したい!とか、オカマだらけのクルーズ参加したい!とか、ダイアモンドヘッドのてっぺんまで登ってみたい!とかやってるうちに、3日間なんてあっという間に過ぎちゃう訳。   海を眺めながら人生初の乗馬(HISのツアーが色々親切だった) この木なん...