きっと伝説がこの島々を支えているから

クライアントとのミーティングでもパーティに参加したときも、出会い系サイトの自己紹介でも、「趣味は?」と聞かれたら、「旅行」と答える自分。

なのに、もう長いこと旅行という旅行をしていない。精々、1年に1回日本に帰って、その帰国に合わせてアジアの国に立ち寄るくらい。学生の頃は、アジアはもちろん、ヨーロッパやオーストラリア、アメリカもあちこち周ったのに!

「独立記念日に合わせて木曜、金曜も休みになるって!」
同僚の女子が社内チャットでいつものように嗾けてきた。新人たちは繁忙期前の連休に山に行くだの実家に帰るだのきゃっきゃと騒いでいる。一方、特に何も予定がない自分。ランチタイムにこっり安い航空券どっか無いかしらん、とネットで調べてみると・・・・

ひゃだ! ハワイ・ホノルル直行便が$250!? マイレジ使えば片道は無料!?(実際には手数料で100ドルくらいとられますがね…)どうしよう! いっちゃう? いっちゃおっか!

というわけで、10年以上ぶりのホノルル。
オカマOL3泊ハワイの旅。行ってきちゃったーよ!

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とにかく一日中ビーチで飽きるくらいゆっくり静かに過ごしたい!ということで、出発直前にアマゾンでダウンロードしておいた、よしもとばななの「まぼろしハワイ」と小林聡美の「アロハ魂」と共に朝からビーチタイム。ワイキキビーチの目の前のホテルに決めたものの、ワイキキビーチは静かに過ごせるかんじじゃなかったので、10分くらい歩いたところにあるニューオータニの目の前のカイマナビーチへ。

若かった頃は、旅する度に「来たからには全部まわらなきゃ!」と観光名所は全部押さえたかったクチだったけど、今じゃとにかく一ヶ所に落ち着いて、気分に任せてゆっくり旅をしたいと思う。こうやってなにも考えずに、本を読みながら海岸の向こうを泳ぐ男たちを眺めたり、波の音を聴いてぼーっとして過ごせるのがありがたい。

とか言いながらも、だんだんぼーっとしてるのがもったいない気がしてきちゃうのが、貧乏人の悪い癖。ノースショアで乗馬初体験したい!とか、オカマだらけのクルーズ参加したい!とか、ダイアモンドヘッドのてっぺんまで登ってみたい!とかやってるうちに、3日間なんてあっという間に過ぎちゃう訳。
 
海を眺めながら人生初の乗馬(HISのツアーが色々親切だった)

この木なんの木

$20でオカマだらけの2時間クルーズ

ダイアモンドヘッドからの眺め  片道20分程のハイキング


滞在中に何度か酒を引っ掛けに行っていたバーで出会った、同じサンフランシスコに住むレズビアンの姉ちゃんが「毎年3週間は仕事休んでここに来るよ。2週間半ばくらいになって、やっと一年の疲れが取れてハワイの空気に馴染める感じ。」と言っていたのを思い出す。3日間で心身癒されようってのも無理な話なのね。

最終日は朝からまたカイマナビーチでまったりした後、ホテルでシャワーを浴びてチェックアウト。「帰りの便が夜遅いんです」と言うとレイトチェックアウトと快くシャワー浴びるための部屋を用意してくれたホテルに感謝!

まだ搭乗までかなり時間があったので、ワイキキから車で20分程のところにあるカハラのホテルでブルーハワイな酒を引っ掛けながら海を眺める。このホテルは十数年前初めてハワイに来た時に、大学の先輩でもあった友達に連れてきてもらって泊まったところ。当時とオーナーも変わったみたいだけど、かわいいイルカ君たちも、静かで綺麗なビーチも10年前と変わらずにあった。その友達は亡くなってしまったけど、こうやってまたここに来れて、この夕焼けを見れていることに感謝。

レズビアンの姉ちゃんの言う通り、3日間じゃ心身生まれ変れはしない。けどやっぱりハワイには優しい空気が流れていて、無条件に癒される島々の力がある気がする。

ありがとう、ハワイ!
マロハ!



















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