逢いたい時に、あなたはいない (大谷翔平に逢いに行くの巻)

 TBSのポッドキャスト番組で、自分が好んで毎週楽しみに聴いている、「オーバーザサン」という、番組がある。

コラムニストのジェーンスーさんと、元TBSアナウンサーの堀井美香さんの、”おばさん”コンビがわちゃわちゃと、他愛もない話をしている番組なのだが、中年ゲイの自分にも頷ける事や懐かしいネタが多く、毎週金曜日から週末にかけて、散歩やジムのお供に聴いている。

その番組で、スーさんが、

「人生、推しがいると、楽しいよ!」

と、前々から話していたのだが、中年のおっさんの自分には心ときめくような、推しが長いこといなかった。

我が妹などは、韓国アイドルグループのBTSや、俳優のベネディクト・カンバーバッチ、あるいはキアヌ・リーブスを以前から大層推しているが、随分楽しそうである。

そんな中年男にも、この数年、推しとなる男が現れた。

----- 大谷翔平選手である(キュン)。

会社の同年代の同僚とは、毎朝のようにYahoo!ニュースで得た大谷翔平選手の情報を交換し、この間ゲイの友人と食事に行った時には、

「ここだけの話だけど、あたし、大谷翔平クンと、付き合い始めるかもしれない・・・」

などと、ほろ酔った勢いで、とち狂った妄想を口走ったり、

なかなか寝付けない夜には、Chat GPTに

"大谷翔平選手と結婚するには、どうすればいいの?1番の悩み"

などと、これまたほろ酔った勢いで、広瀬香美めいた、とち狂った質問を投げたりする自分である。

そして、挙げ句の果てに、

ゲイの友人達とは、

「大谷翔平クンが、もしゲイだったら、日本の同性婚すぐにでも認められるはずよ!」

などと、政治(妄想)話に発展する始末...。

さて、そんな推し生活を始めた自分に、我が家のN君から

「エンジェルス、オークランドで試合やるみたいだよ」

とたれ込みがあった。

それと同時にいつもの会社の同僚からも、

「大谷の試合、見にいく!?」

と仕事中にチャットメッセージが送られてきた。

とはいえ、仕事が忙しく、試合のある週末も仕事があるかもしれぬ。

しかし、このチャンスを逃したら、次いつ大谷クンに会えるか分からない。

などと、頭で考える間にも、気がつくとポチッと前列のチケットを購入していた自分である。

(その後、同僚女子と「大谷、オークランドのどこのホテルに滞在してるのかな」などと、もはや仕事そっちのけで、”オークランド戦"、”選手滞在ホテル”などとグーグルしたり・・・、ほんととち狂った中年ババアである。)

と言うけで、

大して野球に興味のない、中年のおっさん(ババア)、

大谷選手に逢いに行ってきました(キュン)!

手が届きそうな距離の大谷選手に、
思わず声も出ない自分である。
それにしても、野球選手の体格、
最高だな・・・。

いきなり、ホームランを決める大谷選手。
最高だな・・・。

この笑顔、最高 of 最高だな・・・。


ちなみに、自分の座った席の周りには、日本人観戦者が多く、自分かあるいは自分より年上のおじちゃんおばちゃんたちが、派手なメッセージボードを掲げて、大谷選手を応援していた。

”大谷クン、あたしだけの推し(アイドル)じゃなくて、みんなのものなのよね...”

"自分は、同じ空気を吸えただけで、満足よ"

翌日月曜日、自分も同僚も、大谷熱にやられて、ぐったりしていたのでした。

コメント

Giro さんの投稿…
大谷君、本当にかわいいですよね~ 性格もよさそうだし。

昭和のオカマとしては悪い女に騙されないように祈るだけです(笑)
samurai sf さんの投稿…
Giroさん

昭和のオカマとしては、もう同意しかないです(笑)。

同年代の友人の女子と、冗談で「大谷くんがゲイだったらいいのに」と話していたら、彼女も、「悪い女に騙されて結婚しちゃうくらいなら、人の良いゲイと付き合ってくれた方が、いい!」などと、なんとも自分勝手なことを望んでいます(苦笑)。