Call Me By Your Name (君の名前で僕を呼んで)

毎年のことだがこの時期になると、

聖子の「恋人がサンタクロース」、中山美穂の「遠い街のどこかで・・・」、辛島美登里の「サイレントイブ」などといった曲ばかりを聴いている、典型的なオカマの自分。

それに今年は明菜の「Merry Xmas」や安室奈美恵の「Christmas Wish」といった新譜を加えて、毎朝通勤の地下鉄で密かにひとりホリデー気分を盛り上げている。

そんな曲たちをしゃんしゃん言わせながら、

"日本に帰る前に家族へのお土産買わなきゃ。今回は何にしよ・・・"

などと頭を悩ませていると、

「39歳のクリスマス、おひとりさまだわ、あたい。どうしよう!」

東京に住む大学同期のオカマK子から切実なLINEが届いた。

"確か今年の夏頃は、20歳くらいの韓流アイドルのような若い子や、30代前半の実家通勤のおぼっちゃまとデートしてたわよね・・・"

などと、K子から毎日のように届いていた報告を思い出したが、どうやら彼らとはうまくいかなかったようだ。

あまりにも元気がないようなので、

「あんた見た目若いんだから大丈夫! まだ間に合う! パーティでもハッテン場でも繰り出して、あんた好みの年下オトコ見つけてくんのよ!」

と発破をかけたが、

「もうどこいっても、ブスとデブとババアしかいない!」

と拗ねるK子。

「ねぇ、あんたもあたしも、もう40。ババアなのはあたしたちだよ。」

と厳しく返したら、その後返事来なかったわ。

----------------------------
年末スケジュールで仕事がばたばたしてる中、合間を縫って今日は久々に映画を観てきた。

「Call Me By Your Name」

この時期になると、オスカー候補と言われる映画たちがばたばたと公開されるが、この映画もそのひとつ。

夏のイタリアの田舎町を舞台に、17歳の少年とアメリカの大学から短期滞在でやってきた青年の、静かなほろ苦い青春の物語だった。

イタリアの風景も美しかったけど、それよりも若い彼らの裸にばかり目がいっちゃうのは、やっぱり自分もババアになったって証拠な訳で・・・。

美しいイタリアの景色がよい
(C) Sony Pictures Classics

プーランクの即興曲「エディットピアフと讃えて」を弾く彼もよい

オリバー青年役のアーミー・ハマー(左)の裸がよい!
(続編が楽しみ!)








コメント